how's it goin' ?

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

LXA-OT1メモ(その10)

LXA-OT1

バッテリー駆動してみた

工作内容を考えるところで終わった前回エントリの続きです。工作といっても、配線を繋ぐだけなので、問題なのはケースぐらい。常用するならLXA-OT1と同じタカチのHENシリーズがオシャレかとも思ったのですが、いかんせん高価だし、だいいち電池ボックス向きじゃない気がします。ケースに悩み始めると時間を食うので、とりあえず配線だけ済ませて鳴らしてみます。

ゲットした電池ボックスにはリード線が接続されていますが、あまりに細いので、これは交換することにしました。ラグを再利用する場合はいったん外すのが常道だと思いますが、接点部品のカシメがあまりに頼りなく、外すだけで破損しそうなので、既存のリードはニッパーで切断。そのまま、プラを溶かさないように手早くハンダ付けしてしまうという反則技(笑)に出ました。

18650バッテリーケース

4本のうち1本は使用しない予定なので、そのスペースにスイッチを追加します。プラス側の接点部品を外し、トグルスイッチに合わせて穴を広げればOK。すぐ左下の小さな穴は、左手に見えるオリジナルの配線穴をまねて開けたものです。

18650バッテリーケース

配線は、ジャンク箱から出てきたAC100Vケーブルを流用。写真には写っていませんが、反対側はもちろんDCプラグに結線しています。プラグのサイズは5.5φ×2.1φでした。

Soshineの18650はプロテクト回路の厚み分僅かに長いので、バッテリーのホールド具合がきつく、出し入れには少々苦労します。頻繁に出し入れしなければよいのですが。

18650バッテリーケース

ケースは後で気が向いたらまた考えることにして、今回はこれで出来上がり。ACアダプタと交換しながら、さっそく試聴してみました。LAXMAN印のオリジナルACアダプタは、ジャンク箱に放り込んだはずなのに見当たらず。^^; しかたないので、秋月12V4Aとの聞き比べです。あしからず。

実は一段のクオリティアップを期待していたのですが、結論から言うと、私の耳ではまったく違いが分かりませんでした。ノイズ、歪感はもちろん、音場感、空気感、気配のようなものまで含めて、ブラインドで差し替えても気が付かないレベルだと思います。

スイッチング電源でも不利が目立たない理由としては・・・

1. コンデンサ、エミフィルなどのノイズ対策が十分に機能している。
2. 秋月のスイッチング電源の出来が良過ぎ。
3. 再生装置の他の部分がショボいので、差がマスクされている。
4. 私の耳が悪過ぎるので、聴き分けられない。

3、4の可能性もおおいにありえますが^^;、ここは、1のノイズ対策が非常に巧くいっているのだと思いたいところです。2の可能性も皆無では無いと思います。オリジナルACアダプタではプラグ極性に音が敏感に反応していましたが、秋月のACアダプタではプラグ極性による差がほとんど無く、特にLXA-OT1改造後はほぼまったくといってよいほど、差が感じられなくなっています。

想像ですが、オリジナルのパーツ構成、オリジナルACアダプタのままなら、明らかな差が生じていたのではないでしょうか。オリジナルのLXA-OT1を持っていないので、確認のしようが無いのがちょっと残念です。

もうひとつ私の興味をそそったポイントは、駆動時間でした。実際に試してみると、これが予想以上に長い感じです。この記事のために再生不能になるまで試してみるつもりでしたが、連続再生24時間を過ぎたところで断念しました。再生不能になるどころか、音のクオリティが落ちる気配すらありません。

ちなみに当初12.30Vだった電圧が、24時間連続稼動後に11.37Vまで下がっていました。これぐらいの差なら、音の違いもほとんど無いでしょう。スタミナ抜群! LXA-OT1は9Vでも駆動できるそうなので、連続数十時間は余裕でクリアできそうです。

音に違いが感じられないので、バッテリーを使用するメリットは結局「余計なスイッチングAC電源を作動させないで済む」といった程度です。とはいえ、オーディオ用のタップからノイズ源をひとつ減らすという意味では、よいかもしれません。私はせっかく作ったので、このメリットに期待して、しばらくバッテリーで使ってみることにします。

あとは外で使いたい時に、電源を気にせずに済みますね。しかも状況によっては、音質アップさえ期待できます。オフ会とかでのLXA-OT1自慢に便利かも?(笑) ただし12V以上を確保できるバッテリー構成に限りますが。

つづく・・・?(いやいや、もういい加減に終わりにします。)


スポンサーサイト

LXA-OT1メモ(その9)

Soshine 18650

バッテリー駆動を画策する

前回エントリ以降なにかと忙しく、LXA-OT1は結局、何もいじっていません。そして、しばらくメインの代わりに繋ぎっぱなしで使っているのでさらにエージングが進んだのか、もうすっかり不満の無い音で鳴っています。

ところで改造とは別に、バッテリー駆動の音も聴いてみたくなってきました。ありあわせの電池でもいいのですが、いつもの香港ショップでリチウムイオン18650バッテリー用の電池ボックスが売られていたのを思い出し、それで試すことにしました。容量が大きいので長時間の連続使用も期待できそうです。

2月はじめに、こんなものをオーダーしました。バッテリーと充電器は、手持ちのものへの追加です。送料込みで約2,100円の買い物になりました。

14.8V 4 x 18650 Battery Holder Case Box with Leads $2.80
Soshine Protected 18650 3.7V 2800mAh Lithium Batteries with Case - Black (2-Battery Pack) $16.50
18650 Digital Battery Charger $4.70

これを読んで18650を買ってみようかという方もいらっしゃるかもしれないので、ひとこと追記しておきます。"18650"というのは外形寸法による規格で、直径18mm×長さ650mmを示します。単3(AA)、単4(AAA)と並べると、こんな感じです。

Soshine 18650

リチウムイオン電池なので、同じ二次電池でもエネループなどのニッケル水素とは電圧も充電器も異なります。また郵便による国際輸送は禁止されており、国内郵便でも厳しい制限があります。(といいつつ、英国や香港からは、なぜか平気で郵送されてきてしまうのですが・・・。(笑))

この手のバッテリーや充電器で簡単に手に入るものは、現在のところ、ほぼ中華製品に限られます。Soshineの18650は表記2800mAhですが、実容量2500mAh程度のようです。中華Li-ionはどれも、容量の表記が全然あてになりません。私は以前にSoshine 2800mAhを買っているので今回も揃えましたが、Soshine 2800mAhは中華Li-ionとしては高価な部類です。巷の評判は悪くありませんが、他に比べて特段性能が良いというほどでもないので、Soshineにこだわる必要はないかもしれません。18650では他のブランド、たとえばUltraFireやTrustFireなども選べます。

充電器も、中華モノの例に漏れず粗悪なものが横行しているので要注意です。定電圧定電流充電でないものが当たりまえのように売られていて、購入前にはほとんど見分けもつきません。サイトの評価を見て私は今回これを選びましたが、満充電の4.2Vを超えても充電されるようです。安全な充電器を確実に選べる状況にならないかぎり、少なくともバッテリー本体はプロテクト回路付きを選ぶのが無難だと思います。

さて、2月下旬にいつもの黄色い封筒が届いたものの、どうやら電池ボックスが欠品して別便になってしまったようです。そして、だいぶ時間が掛かりましたが先週になって、ようやく電池ボックスも届きました。

Soshine 18650

見てのとおり、電池ボックスは秋月などで売られているような単3用のものと、サイズこそ違うものの、造りはなんら変わりません。

Li-ionは定格3.7V、フル充電で4.2V強。シリーズ4本だと16.8V以上、実際には最大17V程度にまでなると思われます。LXA-OT1ならギリギリ許容範囲かもしれませんが、私はコンデンサの一部を耐圧16Vのものに交換しているので、明らかに耐圧オーバー。1本は空き状態にして3本、12.6V前後で組むのが安全でしょう。余りの1本はフラッシュライトで常用しているので問題なしです。

実は同じショップで3本用のボックスもありました。もちろんそれを買ってもよかったのですが、奇数は何となく中途半端な感じがしたのです。気分の問題ですが。

バッテリーを充電しながら、工作内容を考えます。つづく・・・。


LXA-OT1メモ(その8)

LXA-OT1

オペアンプ決定!

前回の答え合わせです。

A → -  正解:OPA827AID (これは分かっているので回答対象外)
B → ○  正解:NJM4580DD
C → ×  正解:OPA2134PA
D → ○  正解:NJM4580DD
E → ×  正解:LME49860NA
F → ×  正解:NJM5532D
G → ○  正解:OPA2228PA
H → ×  正解:LME49720NA
I → ×  正解:NJM4558D
J → ×  正解:OP275GP


LXA-OT1

以下、それぞれのモデル名から詳細な試聴コメントにリンクします。

結果は、3勝6敗。まず、2個のNJM4580DD12は間違えませんでした。また、新日本無線グループとそれ以外は、かなり明確な違いを感じました。

ひと言で言うと、NJM4558DNJM4580DDNJM5532Dはいずれもコントラストが明快でバランスが良く、総じて力強い元気なサウンド。しかしその一方で、きめ細かさや分解能、レンジ感、音場表現などの点で他のモデルに差を付けられ、ソースによっては情報の欠落が気になります。

新日本無線3モデルの中では、NJM4580DD12が最も元気が良くて広帯域。ボーカルなどの粗が見えにくく、音も前に出てくる傾向があるので、カジュアルな聴き方なら楽しく聴けると思います。それに比べるとNJM5532Dは少しおとなしめ、NJM4558Dは低域が多少太いといったキャラクターの違いがあるようです。とはいうものの、他社のモデルに比べればどれも大差は無いとも言えます。

LME49720NAはワイドレンジ、高分解能、ハイスピード、締まった音像でこれといった欠点が見当たりません。ただしちょっとクール過ぎて無味乾燥というか、どこか他人ごとのように鳴るようなところを感じます。エージングで化ける可能性があるかもしれませんが、少なくとも試聴した間は一貫してこの印象が変わりませんでした。

それに対してOPA2228PAは密度が高く温かい独特の音で、もしかするとLME49720NAに比べてスペック的には多少見劣りするかもしれないけれど、ちょっと濃厚で音楽的な鳴り方に魅力を覚えます。ケースはアルミシルバーと青色LEDだけれど、出てくる音はシャンパンゴールドといった気配を感じさせてくれます。

OPA2134PAも同様に密度が高くて音楽的な雰囲気を感じるけれど、OPA2228PAなどに比べると高域がいまひとつ延びず、少し鮮度が劣るように感じるのが難点で、結果として私のLXA-OT1ではやや暗めの印象でした。これも入力インピーダンスや電圧でキャラクターが変わるのかもしれませんが、私の好みから言うと順位が下がります。

秀逸だったのは、LME49860NAOP275GP。色付けの少なさ、高域の抜けの良さ、適度に引き締まった低域、立ち上がり立ち下がりの良さ、3D的に広がる音場など、いずれも極めて高性能。楽器や声の特徴を生々しく描写する能力で、他のモデルを引き離していました。2つのモデルを比べると、LME49860NAのほうが若干太めでオン気味。OPA275GPは少し引いた感じで、その分あっさりめに感じます。(ブラインドで聴く前は、このキャラクターの違いを逆に考えていました。) いずれにせよ、どちらも非常に優秀です。

しかしOPA827AIDを聴くと、上には上があるものだと感心させられます。優れたレンジ感や情報量の多さ、立体的な音場感などはもちろんのこと、かっちりした中にも微細なニュアンスを描き分け、ディテールの伝わり方がこの上なく自然です。細かな音を漏らさず聴かせ、なおかつ非常に滑らか。決して色づけが皆無というわけではなく、弦や声など僅かに艶が乗るようなところがあるのですが、かえってそれが音楽的に豊かな表現として伝わってきます。OPA827AIDだけがブラインドではないので、先入観による多少のバイアスは否めませんが、それにしても相当な力の差を感じさせます。

ところで、オペアンプをジャンパに置き換えると、予想通り、同じボリューム位置では音量が多少小さくなりますが、実用上の支障は無さそうです。音は、情報量満載で切れ込みが鋭く、音場も広くて大変見通しが良いのですが、なぜか妙に薄口で高域にかすかな強調感があり、オペアンプを挿した場合と比べて必ずしも良いことばかりとは言えませんでした。オペアンプ周りに残るチップコンデンサなどの歪かもしれません。少なくとも負帰還回路を撤去するか、あるいはその周辺のパーツを入れ替えるのでない限り、素直にオペアンプを装着するほうがトータルではベターと言えそうです。

LXA-OT1

さて比較試聴の結果、LXA-OT1の常用オペアンプにはOP275GPを採用することにしました。OPA827の実力は十分に分かりましたが、このアンプにはやはり価格が高過ぎます。OP275GPが290円で買えることを考えれば、OPA827の音が良いのはある意味、当たり前。コストパフォーマンスに着目すると、その魅力も色褪せてしまいます。

もしLXA-OT1をメインで使うのであれば、迷わずOPA827を選ぶでしょう。あるいはMUSES01なり02を試すかもしれません。でもメインとして使う予定では無いので、OP275GPでここまで鳴るなら十分以上。OPA827は、ここぞというときのためにキープしておきたいと思います。(はい、貧乏性です。^^; )

また、気になるパーツがまだ他にあるという理由もあります。オペアンプにそこまでコストを掛けるなら、他をいじるほうが先なんじゃないかという気がするのです。(いい加減にしないとそろそろ壊しそうな気がするので(笑)、改造はもう終わりのつもりですが。)

もとより、あまり熱に晒したくない電解コンに再びコテを当てるかどうか、悩ましいところ。つづく・・・かも。(あれれ? 改造は終わりでは?(笑) )




上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。