how's it goin' ?

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Garmin Forerunner 610 死亡編(ミニ・インプレッション付き)

 
Garmin Forerunner 610

逆充電?

開封レポートから1週間以上も間が空いてしまいましたが、インプレッションをまだ書いていません。その理由は・・・
壊れたから。

・・・はい。使い始める前に、壊れました。(泣)

新しい充電ケーブルの使い勝手を試したてみくて、初期設定を済ませるなり、まずはケーブルを接続。この時点で、すなわち工場出荷状態で、Charging(充電中)画面のゲージには「84%」と表示されていました。

マグネットは非常に簡単に強く吸着するものの、微妙に位置がずれてしまう場合があります。確率は低いですが、コンタクト(充電用の接点)が密着していないことがあり、これに気付かないと充電が始まりません。400シリーズの充電クリップよりはマシかもしれませんが、やはり100%確実とは言えないようです。

また妙なことに、コンタクトは間違いなく密着しているにもかかわらず、まるで接触不良であるかのように、時刻や日付だけが表示されるパワーセーブモード画面とCharging画面の間を、数秒ごとに行ったり来たりするではありませんか。もちろん密着状態を何度も確認し、位置がずれないように気をつけて机上に静かに置くのですが、その状態でも「チ、チ、...」とアラート音が鳴って、2つの画面を行ったり来たり。405の動作と比べても、これはおかしい気がします。

放置して数分後にふと見ると、画面に上の写真のようなメッセージが表示されていました。"Temperature is outside range for charging the battery"... つまり、気温が適さないので充電できません、ということらしい。不安定だったのは、そのせいでしょうか? オーナーズマニュアルを確認しましたが、このメッセージの記載はありません。

たしかに、酷暑にもかかわらず節電でエアコンを稼働していませんから、気温が高すぎるのかもしれません。もし気温が高い時に充電できないとなると、それはそれで困ったものです。が、電池の特性上やむを得ないのかもしれません。万一、充電中に発火でもされようものなら、困るどころの騒ぎじゃないですからね。

いったん諦めて、涼しくなる早朝に再度、充電を試してみました。画面間を行ったり来たりは相変わらずですが、"outside range" で止まる様子は無さそうです。数分後に確認すると、充電ゲージは「72%」に。・・・あれ? たしか、80%以上で開始したんじゃなかったっけ? 気のせいかな?

さらに十数分後に確認すると「65%」。これはおかしい。充電しているのに、ゲージがどんどん下がってゆきます。"Charging" と表示しているのだから、きっと Forerunner 610は「充電している」つもりなのでしょう。充電プロセスがおかしいか、あるいは充電ゲージの表示がおかしいかの、どちらかとしか思えません。

焦る気持ちを抑えつつ、ググってみます。・・・すぐに見つかりました。

・Garmin Forums - Forerunner 610 reverse charging/ not charging(Forerunner 610 が逆充電/充電できない)
 https://forums.garmin.com/showthread.php?t=20184


質問者:
 最初は85%と表示されていたのが、ちょっとして見たら60%、10~15分経ったら50%。どうなってるの?

Garmin製品サポート:
 デバイスの充電ゲージが不正な値を返す症状です。充電ケーブルに接続したまま放置すれば、自動的に修正されて通常通り100%充電されます。この問題は調査中で、発生しないように対応する予定です。

質問者:
 夕方まで放っておいたらバッテリー残量が完全に無くなったから、充電ケーブルをはずして一度マスターリセットした。それから充電ケーブル繋いで何回か試したけど、うまく行かなかった。モノは試しでPCに接続したら充電が開始されて、普通に充電できたみたい。100%まで充電してから何回か使って、再充電はまだやってない。今度は完全放電してから充電してみようと思う。次はどうだか、様子を見るつもり。


このスレッドでは、似た症状で充電できない事例が、他にも何件か寄せられています。

どうもキナ臭い状況。が、一応Garminサポートからの回答があり、質問者の解決報告もあります。そこで、そのまま放置してみることにしました。やがて充電ゲージには「0%」が表示されましたが、充電が再開される気配がありません。リセットしてみたものの、状況は変わらず。質問者を真似て(根拠薄弱なのは承知で)PCに繋いでみても、変化なし。これらを何度か試すうちに、ついに、リセットしても起動しなくなってしまいました。完全に・・・
死亡。

もちろん最初から充電できない個体は少ないでしょう。どれぐらいの確率でこの問題が発生するのかは分かりません。しかし、サポート担当者の回答のニュアンスから想像するに、もしかするとForerunner 610は、もともとバッテリーまわりに原因不明の不具合を抱えているのではないかという気がしてなりません。



Forerunner 610、○と×

インプレッションする前に、というか、使い始める前に動かなくなってしまった610ですが、それでも初期設定をするなかで分かったことがいくつかあるので、書いてみます。

○長所

・ケースが薄くベルトも柔らかめなので、装着感が多少改善している気がします。(というより、400シリーズの装着感がイマイチだと言うべきかもしれませんが。) 腕が細い人には、405や410よりもフィットするのではないでしょうか。

・400シリーズ以上に普通の腕時計に近いデザインは、やはりスマートです。スーツに合わせても、違和感が少ないと思います。

・完全にシャットダウンできること。405だと、使っていないときでもシャットダウンできず、パワーセーブモードにしかなりません。その仕様では電力の無駄が生じるだけでなく、電池寿命にも良くないはず。これが解決されるのはグッドニュースです。シャットダウンはほとんど瞬時。再起動も十数秒ぐらいであまり待たされる感じではなく、ストレスは全くありません。410もシャットダウンできるそうですが、実機を触っていないので410の動作は知りません。

・タッチパネルで操作できること。一見カッコいい(笑)。画面もライムラグ無しにサクサクと動き、レスポンスは非常に良好です。ただし後述のように、問題が全く無いわけではありません。というよりも、むしろタッチパネルを採用したがゆえに、いくつかの弱点を抱えてしまったというべきかもしれません。610のタッチパネルと400シリーズのタッチベゼル。どちらが良いかは、個人の好み次第で評価が分かれるのではないかと思います。

・私は試していませんが、シャワーの下でも確実に操作ができるそうです。405と違って、雨中ランでも困らないのは良いですね。

・これは410も同じですが、HRMセットにバンドルされる心拍計(Premium Heart Rate Monitor)が、とても良さそうです。本体とベルトは別パーツになっていて、ベルトの表側に本体をスナップする仕組みになっています。本体の裏面が直接肌に触れず、一見して肌との電気的な接点がどこなのかも分かりません。

Garmin Premium HRM

肌との接点は、実はベルト裏側の左右に用意されています。接点といっても、そこだけ光沢があるビニールのような柔らかい素材で、ほとんど気が付かないぐらいでしょう。通常タイプのheart rate monitorのようにプラスティックが肌に直接触れる違和感が無く、ベルトが汗でずれ落ちる心配も少ないのではないでしょうか。

Garmin Premium HRM

×短所

・充電に不安があること。上に書いたとおりです。

・タッチパネルで操作できること。実はこのタッチパネルが、いまひとつスムーズに感じられません。おそらくグローブをした指での操作や雨の中での操作を実現するためと思われますが、ごく軽く触れる程度では反応せず、僅かに押し込む必要があります。実際にはタッチとプッシュの中間ぐらいの印象ですが、実は感圧式なのかもしれません。

ややはっきりと指を押しつけなければ反応しないだけに、トレーニング中の誤操作は少ないと言えそうです。その反面、(感じ方には個人差があると思いますが、私の感覚では)軽快さに欠けます。とくに複数表示されているオプションメニューをドラッグ操作でスクロールするような場面では、初動が重いうえに狙ったところで止めるのが難しく、イラッとくることがあります。

さらに、ただでさえ指紋が付きやすいのに、強めのタッチでパネルが汗だらけになりそうです。もちろん短時間ならば水道に晒しても平気なので、使用後に洗って綺麗にすることは難しくないと思います。しかしトレーニング中にタッチ操作を行うと、汗による反射で画面が見にくくなるかもしれません。

トレーニングのスタート、ストップ、リセット、それに任意地点でのラップ取得といった基本的な操作はサイドのボタンで行いますが、機能モードの切り替えやGPS簡易ナビ、トレーニングモードにおける複数画面の手動スクロール(例えば、ラップ表示 → 積算ペース表示 → Virtual Racer表示、といった具合)を使うには、タッチパネルのタップやスワイプといった操作が必要です。(オートスクロールも可能です。ただしスクロールの時間間隔を均等かつ固定的に決めなければならず、そのことが不便なので、私は405でも手動スクロールしか使いません。)

ちなみに、ベゼル部分のBackキー、Menuキー(青くマークされた部分)と中央の液晶部分では、押したときの感触が微妙に異なります。ベゼル部分はそうでもないのですが、液晶部分を押し込むとパネルの表面が、ごく僅かにたわんで沈み込むのが分かります。

・パネルの表面が柔らかくて簡単に傷が付きそうです。事実、泥や砂が付着したグローブで操作して、パネルに傷を付けてしまったという報告が見受けられます。405のパネル面はガラスのように硬いのですが、610は樹脂のようです。また、ベゼル部分が突び出している400シリーズと違って全面的にフラットな形状ですから、持ち運んだりする時にも気を付けたほうがよさそうです。

保護フィルムを貼れば安心できるのでしょうが、スポーツウォッチに保護フィルムを貼るというのは大げさだし、剥がれやすいんじゃないかとも思います。

・パネルの実効サイズが、405よりもやや小さいようです。上の写真や前回のエントリで紹介した比較写真をよく見ていただくと分かると思いますが、表示部分の外側のいわゆる "額縁" の幅が1mm以上あるようで、黒い部分の幅がけっこう広く見えます。Garminが用意した商品写真は、この額縁が表現されておらず、ちょっと嘘っぽいと思います。

・問題と言うほどではありませんが、よく見ると405の液晶に比べて画素が粗いのが分かります。タッチパネル用の液晶の、仕様による違いでしょう。

・これもパネルの仕様だと思いますが、405よりもバックライトが暗くなってしまいました。(もちろん、バッテリー残量が十分にある状態での話です。バッテリー残量でバックライトの明るさは変わりませんし。) 写真を撮る前に610のバッテリーが上がってしまったのでお見せできないのですが、どう見ても405のほうが明るくて鮮明です。

まとめ

総じて、タッチパネルを実現するために失ったもの、妥協した点が多い気がします。

610のタッチパネルは、スマートフォンで爆発的に普及しつつあるトレンドを取り入れた一番の訴求点でしょう。ところが、それらスマートフォンの、ときに官能的とも表現される操作感には、いま一歩(または到底)及ばない。見た目とのトレードオフで許容範囲なのかもしれませんが、私はこの点が、少々残念と言わざるを得ません。

また実際に操作してみると、パネルに付着する汗や傷の問題など、そもそもタッチパネルがスポーツウォッチに適しているのかどうか、疑問に感じる点も出てきました。それだったら、多少欠点はあるにしてもクルクルと軽快で十分機能的なベゼルタッチでいいんじゃないかと、個人的には思うわけです。

その他

画面の構成は、405と比べても大きな違いは無いようです。最も目立つ違いは、メニュー画面が追加されたことでしょうか。

Garmin Forerunner 610

ベゼル下側のMenuキー(青い3本線マーク)を押すと、いつでもメニュー画面が表示されます。メニュー画面は History(履歴)/Training(トレーニング)/Setup(設定)/Where To?(GPS)に4分割され、そのうちのひとつを押すことで、各機能モード画面を呼び出すことができます。

ちなみに405や410では、ベゼル上の上下左右の位置に4つの機能ボタンが最初から割り当てられています。したがってメニュー画面そのものが不要でした。ところが610では、機能ボタンをベゼル上に配置していません。そこで、ボタン(として機能する4分割エリア)を表示するためのメニュー画面が必要になったのでしょう。

機能選択はすべてタッチパネルで行うポリシーなのかもしれませんが、別に機能が増えたわけでもないのに、メニュー画面を呼び出すという余計な手間が増えてしまい、かえってまどろっこしい気がしないでもありません。(正確に言うと、4つのボタンの意味が405と610で若干異なります。しかしここでは、その違いはたいした問題ではありません。)

各機能モード画面は、肝心のトレーニングモードをあまり見ていないのですが、ぱっと見た感じでは数字やアイコンの表示レイアウトが多少違う程度で、それ以外には405との差を感じませんでした。400シリーズを使い慣れた人なら、マニュアルを見なくても直感的にだいたい使えるのではないかと思います。設定画面では、各オプションの表示サイズが405に比べてやや小さく、しかもタッチパネルなので少々押しにくい感じがします。

その他で気になるのは、SiRFStarIVを新たに搭載したGPSの衛星捕捉性能がどの程度か、でしょうか。SiRFStarIVは、Samsung Galaxy SIIにも搭載されている最新チップ。動かす前に死んだので試せていませんが、期待できるかもしれません。



610は返品へ

ともあれ、充電できない私の610。初期不良を申告して販売店に返品するほかはありません。購入したお店はwiggleなので、返品は超簡単かつ超スムーズ!・・・かと思っていたら、実はこのあと予想を超える大問題(?)が立ちはだかっているのでした。

・・・その話は、また次回に。


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  コメント


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お気の毒さまです

始めまして。610の購入を考えているので興味深く読ませて頂いております。画期的な時計だと思っていましたので、直ぐにでも購入したかったのですが、もう少し様子をみた方が良さそうですね。レポート大変参考になりました。

おやびん | URL | 2011年07月18日(Mon)22:52 [EDIT]


おやびんさん、コメントありがとうございます。

たしかに画期的な時計、なんですけどね。タッチパネルについては、感じ方に個人差があるので一様な評価が難しいとは思うのですが、逆充電>死亡はショックでした。

もう一話続く予定ですので、お楽しみに。(?)

macnuts | URL | 2011年07月19日(Tue)00:00 [EDIT]


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| | 2011年07月20日(Wed)15:30 [EDIT]


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| | 2011年08月06日(Sat)11:43 [EDIT]


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