how's it goin' ?

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LXA-OT1メモ(その6)

LXA-OT1

ちょっと似てるかも

Impress PC Watch「西川和久の不定期コラム」にLXA-OT1改造記事の続きがアップされているのを、昨晩発見しました。

もとはと言えば、最初の記事で紹介されたのを見てStereo誌の付録アンプの存在を知ったので(遅っ!)、西川さんの改造記事は最初から参考にしています。内容が似るのは当たり前なのですが、同じインダクタを乗せ、LPF周りのコンデンサもフィルムコンに換装したとのこと、構成がちょっと似ているかもしれません。

もっとも西川さんはコンデンサがWIMAだし、それ以前に電源が大違いなので、もっとずっとシルキーな音でしょうか。私はLPFにERO KP1830を使おうかと迷ったものの、手持ちでカバーできるだけの数が無く、0.1μFを何個か持っていたAPSはサイズの点で使いにくく(それに付録アンプには勿体無い気もして・・・貧乏性なので(笑))、ニッセイMMTを購入して安上がりに済ませました。それでも音は十分に良いと思います。

西川さんの続編では、耐圧に余裕のあるデカプリングコンデンサと、C57、65も同時に交換しているのが羨ましいところです。

私の改造でコンデンサの耐圧16Vは、前に書いたとおり、薄いケースに入れるためにサイズを優先した結果で、致し方なし。C57とC65は、R27、28ともども交換すると良さそうですが、それには電解コンとインダクタの少なくともどちらか片方は外さないと無理。実は信号ラインに入っているR3、4、12、14、21、54、それにR6、16なども気になっているのですが、周囲の電解コンを軒並み外さないかぎり、コテが到底入りません。今の音に結構満足しているだけに、そんな手間を掛けてまでは、今後もやらない気がします。

変えやすいものだけ先に変えると後で細部をいじりにくくなるし、かといって種類の違うパーツを一挙に交換してしまうと、それぞれの影響度が分からなくて、お遊びとしてはイマイチつまらない。悩ましいところですね。何度でも素早く付け外しができるだけのスキルが、あればよいのですが・・・。

影響度といえば、今回の一連の改造でも音への影響の大小は、交換するパーツによってかなり違いました。あくまで私のケースだけに通用する個人的な感想ですが、全体を100%とするとこんな感じになります。

・付属ACアダプタの極性変更 5%
・電解コンデンサ全交換 20%
・付属ACアダプタを大容量ACアダプタに交換 5%
・インダクタ交換 15%
・LPFのコンデンサ交換 35%
・デカプリングコンデンサにパラでフィルムコン追加+エミフィル追加 5%
・オペアンプ交換 5~15% (?)

順序によるかも知れませんが、最も劇的だったのはLPFのコンデンサ交換による改善です。オペアンプはまだちゃんと聴き比べていないので "?" ですが、いずれにせよコンデンサほどの極端な変化でないのは確かです。

もう少し別の言い方をするなら、他のパーツと違って、交換したら格段に音が良くなるという感じでなく、表現の質や演出の方向性といった種類の変化だといえばよいでしょうか。ある程度の普遍性をもって語られるような出来の良し悪しはあるにせよ、多くの場合は組み合わせる他のパーツだとか聴くソース、それに聞き手の好みなどで評価が大きく変わってくるように思います。早い話、オペアンプを取り替えるよりもタップに挿したACアダプタの向きを逆にするほうが、はっきり音が改善したと感じられるかもしれません。

少なくとも私の場合、オペアンプによる変化はかなり微妙なことが多く、率直なところ、プラシーボの影響を無視しきれません。ブログに晒すという事情もあるので、今回は少し慎重を期すことにしました。

LXA-OT1

ランダムに並び替えてからラベルを貼り、再びランダムに並べ替えてから文字を入れています。また全部が異なる型番ではなくて、NJM4580DDがたまたま2個あったので、わざと2個とも入れてあります。使用時間が異なるので、同じ型番でもエージングの影響で多少違って聴こえるかもしれませんが、もしぜんぜん似て聴こえなかったとしたら、いかに耳が鈍いかが分かります。^^;

基板が見える左上の"A"は、SOPのOPA827を表裏に実装してデュアル相当にしたものです。827の前世代で827よりも巷の評価の高い(ついでにお値段も高い)OPA627AP×2やBP×2もあるのですが、メインで使っているDACですでに稼働中で、取り外すのが面倒なので含めていません。SOPなOPA2211も参加させません。(付録には勿体無いので。またもや貧乏性。(笑)) その結果、OPA827が今回一番高価ということになりました。もちろんプラシーボ抑止効果は期待できないので、ラベルで覆う意味は無いのですが、気分の問題として他と揃えておくことにします。

もうひとつ、静電気防止ウレタンに刺さっていないほうの青い基板の"X"は、SOP変換基板に脚を付けただけのダミーです。LXA-OT1のプリ部はゲイン約1.1倍で、それが無くても音量には遜色無いはず。そこで、オペアンプ無しでの試聴用にジャンパを作ってみました。脚はOFCとか凝った素材ではありません。カットしたリードの再利用です。

LXA-OT1

オペアンプ無しならNFBも外すほうが音は良さそうですが、そうするとオペアンプがまともに使えなくなる可能性が出てきます。余計な抵抗とチップコンデンサの音を聴かされることになるけれど、比較する目的のためにはそれも意味があると思うことにしました。

試聴盤も、あれこれ悩みました。絞ったつもりなのに、6枚も残ってます。(笑) なかには相当に録音の古いものが含まれていますが(いや、全部古いか^^; )、何よりも曲や演奏が気に入っていて聴き込んでいることを優先しての選択です。

The Russian Viola / 今井信子、ローランド・ペンティネン
(BIS CD-358)

経験的にBISには優秀な録音が多いのですが、これも素晴らしい音です。クラシックには珍しく比較的オンマイクで、憂いを湛えつつも鋭いヴィオラの直接音と、深い響きで厚みのあるピアノ(スタインウェイ、D)の "楽器の音" を堪能できます。

マーラー "大地の歌" / エリアフ・インバル指揮、フランクフルト放送響
(DENON 33CO-2605)

まるでスタジオのようにS/N比が高く高解像度な、巧妙な処理のライブ盤です。実は演奏そのものがとても高解像度でした。たまたま生で聴いた音が今でも鮮明に記憶に残り、自分にとっては装置の音を判断しやすい1枚。

シューベルト歌曲集 / エリー・アメリンク、ダルトン・ボールドウィン
(PHILIPS 410 072-2)

選んだ中では最も古く、なんと1982年の録音ですが、BIS盤とは対照的にポイントマイクによる端正なオフ収録で、とりわけ長くて澄み切った、非常に美しいホールトーンが印象的。良い装置、良い部屋で聴くと前後、上下、左右に大きな空間が広がります。

Carmen Sings Monk / カーメン・マクレエ
(BMG NOVLIS 3086-2-N)

磐石と呼ぶに相応しいカーメン・マクレエ晩年の円熟した表現力には、舌を巻くばかりです。録音は最初の1曲がライブ、それ以外はスタジオですが、まったく違和感がありません。いずれも透明度が高く、定位も自然です。

Never For Ever / ケイト・ブッシュ
(EMI MANHATTAN CDP 7 46360 2)

信じられないほど音域の広いヴォーカルといい、独創的なサウンド作りといい、ケイト・ブッシュは何度聴いてもまるで魔法のようで、飽きません。彼女のアートセンスとこだわりは録音の質にも感じられ、今聴いても鮮明さが失われていないと思います。

バッハ ソナタ集 / ミカラ・ペトリ、キース・ジャレット
(BMG CLASSICS 09026-61274-2)

奇をてらわないオーソドックスな解釈ながら、さすがはこのふたり。ただ説得力があるという以上の好演でしょう。嫌味のない素直な録音で、意外にもエッジが立ったブロックフレーテ(リコーダー)とチェンバロのふくよかな余韻を、さりげなくシャープに捉えています。


オペアンプ試聴という理由をつけて、リスニングに興じているだけのようです。比較試聴というのに、つい何度もアルバム通して全曲聴いてしまったり。(笑) ぜんぜん効率的でも効果的でもない"試聴"でした。まあそれも、音楽に没入できるクオリティの音がきちんと出ている証拠(?)。こんな風に書くと、我田引水、自画自賛の極みですが。^^;

また長くなってしまったので、比較結果は次回に。つづく・・・。



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